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夏休み自由研究紹介コーナー

火おこし道具を作ってみた

はじめに

昔の火のおこし方は、木と木をすり合わせて発熱させる方法だったそうです。(火打石もありました)木の棒を両手にはさんで錐のようにまわすキリモミ式、一人が木の棒を支えてもう一人がその棒に巻きつけたひもを両手で交互に引いて回転させるヒモギリ式、そのヒモをユミのような木の両端にくくって一人で回転させるユミギリ式などが古代からあった方法だそうですが、火をおこすのが難しそうだったので、マイギリ式で火をおこしてみようと思いました。このマイギリ式の発明は200年くらい前だそうです。

  • 丸棒(直径5mmX60cm)
  • 板(5cm×45cm×13mm)
  • 木のブロック(10cm×10cm×8cm)
  • スギ板(6cm×45cm×12mm)
  • ヒモ(くつヒモなど1mくらい)
  • アジサイの枝(直径6〜8mmX8cm)
  • ガス管止め・麻ヒモ
  • 木工用ボンド・のこぎり・電気ドリル
  • カンナ・サンドペーパー・ナイフなど

作り方(1) ヒギリを作る

丸棒の一方の断端から直径6mmくらいの穴を軸方向に4cm程度あけておく。 ここにアジサイの枝を入れるので、軸方向にのこぎりで切れ込みも入れておく。こちらが先になる。

もう一方の断端から1cmくらいのところで丸棒の軸に垂直方向に直径4mmくらいの穴をあける。ここにはヒモを通す。

作り方(2) おもりを作る

木のブロックの中心に丸棒が入るように直径15mmの穴をあけて、丸棒を通して先を10cmくらい出してボンドで固定する。丸棒の先はのこぎりで切れ込みを入れた少し上の辺りに麻ヒモを4cmくらい巻いてボンドで固定して補強しておく。

木のブロックははずみ車でおもりになる。角はカンナをかけてサンドペーパーをかけて丸くしておく。

作り方(3) ハンドルを作る

ハンドルになる横棒は中央に直径15mmの穴をあけて、丸棒が抵抗なくスムーズに通るように少し大きくしてサンドペーパーで磨く。両端の中央にはヒモを通す直径4mmの穴をあけておく。

作り方(4) ヒギリ

横棒の中央の穴に丸棒の長いほうを通して、ヒモを横棒〜丸棒〜横棒の順に通して、両端は横棒としっかりくくる。

このときヒモが伸びきったときに、横棒が木のブロックの上端から2cmくらいのところで止まるように、ヒモの長さを調節する。

作り方(5) ヒギリ板の準備

スギの板の端から3mmくらい離して直径9mm深さ3mm程度の穴を作る。板の端から三角状の溝を作っておく。

これは火をおこす火床になる。

作り方(6) アジサイの枝の準備

これが一番大変な作業になる。直径7〜8mmくらいで長さ8cmくらいの、なるべく真っ直ぐな枝を集める。乾燥しているのがよいが、枯れていると折れてしまうので、よい枝を捜すのが大変。

麻ヒモは3cmくらいに切ってほぐしておく。

実際に火をおこしてみた(1)

ヒギリの先にアジサイの枝をはさんで、その上からガス管止めで補強しておく。

ヒギリ板の溝の下に火種を運ぶための小さい紙を敷いて、ヒギリ板を足で押さえる。

ヒギリ板の穴にアジサイの枝を垂直に当てて、丸棒にヒモを巻きつけて、横棒を両手で持ってゆっくり引きおろすと、ほどけたヒモが逆方向に丸棒に巻きついて横棒がゆっくり上に上がるので、また引きおろす。

はじめはゆっくり、次第に早く上下させると、ヒギリ棒は早く回転しておよそ1分くらい経つと白い煙が上がってくる。

ヒギリ板の溝から黒茶色になった木のくずが紙の上にたまってくる。それが赤くなってきたら、その火種をティッシュペーパーの上に乗せた麻ヒモをほぐしたものの上に移して、そっと包んで空気を送り込んでいくと火がぼっと着いた。大成功!

失敗した話など

  • アジサイの枝は枯れていると簡単に折れてしまいます。よい枝を捜すのが一番の大仕事です。
    材料は湿気ているとダメなので、天日に当てて十分に乾燥させなければなりません。
  • 火おこし中は白い煙が上がるところまではよいのですが、もう少しのところでアジサイの枝が減りすぎて回転できなくなったり、火種が赤くならなかったりして、何度も失敗しました。
  • アジサイの枝以外では、ウツギの枝など中空の枝が使えます。割り箸ではダメでした。
  • 火種から火を大きくするためにはタンポポの綿毛を使うのもよいそうです。

感想

  • 木と木の摩擦で熱が出て黒く焦げてきて、白い煙が上がってくると、すごいと思いました。木が焦げる臭いはちょっといい匂いだと思いました。スギのヒギリ板とアジサイの枝はどんどん磨り減っていって火種になりますが、黒茶色い粉炭が赤くなって麻ヒモに火が着いたときは感動しました。
  • マッチやライターが無かった頃に火をおこすことはとても大変で重要なことだったのだろうと思いました。火をおこす道具や材料を常に乾燥して保存しなければならなかったのですから。
  • また、乾燥した地域では風で木々の枝がこすりあわされることで自然発火して山火事が起こることがあるそうです。昔の人はそんなことから学んで火おこしを発明したのだろうと思いました。
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